
導入の背景
急に決まった話だが、パッケージの見た目を変えて商品の売れ行きを見てみたい、オリジナル印刷したトップシールを短期間に少量生産出来ないかとの事。
導入の決め手
デジタル印刷であれば(今回はインクジェット方式)、一般的に使われるグラビア印刷とは異なり、製版に必要な時間を節約できてデザイン決定までの時間的な余裕が出来る。
導入後の効果
ギリギリまでデザインを検討出来テスト販売を実施できた、さらに必要な分だけを少量印刷して作ったので、費用面だけでなく環境にも優しい。
今回ご検討頂いた商品は、トップシールタイプのトレー入り惣菜になります。通常テスト販売をされる際は、無地のトップシールに紙ラベルに製品名などを印字して実施されますが、出来ればトップシールにオリジナルの印刷を施して見た目にも変化をつけたいとのご要望でした。
またテスト販売なので、必要な数量は通常の最小生産量の1割程度なので、加工するコストも抑えたいのは勿論だが、余分な量を廃棄する事は環境負荷にもつながるので出来る事なら避けたいとのご要望でした。
オリジナルデザインを決めるのに時間がかかり、テスト販売も早く実施したい事から、先ずはスピード感重視でデジタル印刷(インクジェット方式)を提案しました。
家庭用のプリンターをイメージして頂くと分かりますが、インクジェット方式ではグラビア印刷などで使用する版が必要では無いので、デザインデータをそのままフィルムに印刷する事が出来ます。そのため通常数日かかる製版作業がなくなるだけでなく、急なデザイン変更にも負担がすくなく対応できます。
しかし、これ迄お客様ではインクジェット方式含めデジタル印刷を使用された事が無かったことから、仲介する商社の品質に関する説得も必要でしたが、過去の実績を理解頂き、採用して貰う事が出来ました。

デジタル印刷でも仕上がりが美しいことから、テスト販売のような少量生産でも商品イメージがしっかりと消費者に届き、しっかりと検証することが出来ました。
インクジェット方式を含めて、デジタル印刷を用いる事で、短期間に低コストでより製品イメージに合わせたデザインをパッケージに設けられることから、食品メーカーの開発者が消費者に届けたい美味しさを見た目でも伝えられる様になると考えます。
食品は消費者の求める製品やトレンドが日々刻々と変わる製品であるから、タイムリーにテスト販売して検証する事がお客様の満足度を向上する事に繋がる事を期待します。
技術営業K
・容器包装に関する材料の技術職として、研究開発に携わる。
・現在は、電子レンジ向け自動蒸気抜きフィルム「スマートスチーム」および、撥水・撥油フィルム「アクアグライド」の技術営業を担当
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