電子レンジ加温時の温度ムラが
お困りだったC社様の事例

電子レンジ加温時の加熱ムラが無くなり、更においしくなりました

株式会社C社

業種:食品ベンダー
従業員数:10,000人

 

トップシール 弁当
 

導入の背景
お弁当を加熱した際に、ご飯と惣菜の加熱ムラが課題になっていました。

導入の決め手

従来のトップシール機でシール可能であると展示会で知ったため、テストを行うこととなりました。

導入後の効果
加熱ムラが無くなったことで、適切な温度で喫食できるようになりました。

電子レンジ特有の温まり方が異なる食品の加熱ムラを解決したい

 本商品は、コンビニエンスストアで冷蔵販売されている弁当です。プラスチックトレーにご飯と惣菜を一緒に盛り付けた後、トップシールによって密閉され、製造から流通、そして店頭での便利さと保存性を考慮した製品となっています。食べる際には、店内の業務用電子レンジや自宅の電子レンジで温めて召し上がっていただくことを想定しています。

 本商品には、温める際に電子レンジ特有の課題がありました。それはお弁当に入っている具材の種類によってマイクロ波の吸収具合が異なるため、温めた後の温度にばらつきが生じるという問題です。具体的には、ご飯はマイクロ波をよく吸収するため、早く高温に達しやすい一方で、ハンバーグやバター等の油脂を多く含む食品はマイクロ波をあまり吸収しません。そのため、ハンバーグのような惣菜は温まりにくくなる一方で、ご飯は過剰に熱くなりがちになり、加熱ムラが発生しやすいです。その結果、このような温度のばらつきは、お客様が召し上がる際に、ご飯が熱すぎて食べにくい、ハンバーグが冷たくて美味しくないといったご不満につながる可能性がありました。

  この課題を解決するために、自動蒸通包材であるスマートスチームを採用していただきました。採用していただいた理由としては、スマートスチームの蒸らし効果により、本製品のようなマイクロ波の吸収性に違いがある食品でも温度ムラが軽減され、ご飯と惣菜が適切な温度で喫食できる状態を実現可能であったからです。

従来のトップシール機のまま試せるのもスマートスチームならでは

 スマートスチームを採用するにあたり、加熱ムラの改善が見込める蒸らし効果の他に、設備投資を抑えられるという点も魅力的でした。本商品は当初よりトップシールを採用していたため、トップシール機は導入しておりました。展示会にて、新たに設備投資が必要なく、スマートスチームの蒸通加工が施されたフィルムロールさえあれば、実際に試すことが可能と伺い、スマートスチームで検討を始めました。

スマートスチームにしたことで均一に商品が温まり、更においしくなりました

 スマートスチームの採用により、蒸気抜き穴が開口した後もある程度適度に密封され、加温中に蒸らし効果が得られるため、マイクロ波で発生した熱が電子レンジ庫内に逃げるのを抑え、蒸気が容器の中で滞留するため、効率的に加温できるようになりました。

 その結果、スマートスチームを使用することで、電子レンジで温めた際のご飯と惣菜の加熱ムラという問題を解消し、お客様がより快適にお食事をお楽しみいただける商品をご提供できるようになりました。

今後は、お弁当以外の加熱ムラが大きい商品にもスマートスチームを採用したい

 今回スマートスチームを採用したことで、ご飯と惣菜の加熱ムラがなくなり、お客様からの評判も上がりました。今後は、他の商品でもスマートスチームで検討を行い、よりお客様に満足いただけるような商品になることを期待します。

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