導入の背景
電子レンジ加熱により水分が蒸発して抜けてしまい、タレ(調味液)が濃縮される事で食品の味が濃くなってしまう。
導入の決め手
「スマートスチーム®」であれば蒸発して抜ける水分量を調整できるなど、自動蒸通機能をカスタマイズできる。
導入後の効果
電子レンジ加熱後の水分蒸発量を目標値以下に抑えることができ、タレの濃縮も抑えることができて美味しさを保てた。
今回ご検討いただいた商品は、「丼の具」が一食分入っている冷凍パウチ商品になります。喫食時には電子レンジまたは湯せんで温めて召し上がる事を想定しています。
この商品の課題としては、まずタレ(調味液)の粘度が非常に高くトロっとしており、味も濃いめに仕上げたものであるため、電子レンジ加熱中にタレから水分が抜け過ぎるとタレが濃縮され、味が必要以上に濃くなってしまう問題がありました。
これでは喫食時に本来の味わい(おいしさ)が失われてしまう懸念があり、喫食される方がおいしさを感じなくなる可能性がありました。食品開発者の方から、電子レンジによる温めを前提とし、内容物の改善方法として味を薄めに仕上げることも検討しているとのことでしたが、併用する湯せんではタレから水分が抜けることはなく、味が薄く感じられる懸念が残り、これもまたおいしさを損なう事になります。
そのため、電子レンジでも湯せんでも同じようなおいしさに仕上がるように、両方に適したパッケージの必要性を求められました。
今回の課題を解決するため、電子レンジ加熱時に袋の破裂を防止するために自動で蒸気穴が形成される自動蒸通包材である「スマートスチーム®」の導入を検討いただきました。
「スマートスチーム®」は、蒸気穴が自動で開く「開口時間」と、蒸気が抜ける通り道である「穴数」を調整することが可能な技術です。
この技術により、内容物の種類や内容量に合わせ、更に電子レンジによる温め後の食品の仕上がり状態に合わせたカスタマイズが可能です。
今回、このカスタマイズ性を活かすことで、電子レンジ加熱中に発生する蒸気が抜ける量をコントロールし、レンジ調理後の食品は適切な水分量を保つ事ができました。


今回の製品に「スマートスチーム®」を導入したことで、電子レンジ加熱後の水分蒸発量を目標とする値以下に抑える事ができ、レンジ調理後の味が濃くなる課題は解消されました。
具体的には、包材の蒸気が抜け始める時間と蒸気が抜ける量について、穴の数を調整することで最適化しました。
これにより、電子レンジ加熱中に過剰な水分の蒸発を防ぎ、タレの濃縮を抑制して適切な味わいを保つことができました。
湯せんによる温めの商品と電子レンジ加温による商品を同じ包材で、目標となるおいしさを提供する事が出来るようになりました。
「スマートスチーム®」の持つカスタマイズ性を活用することで、電子レンジによる温め時の課題を解決し、湯せんと電子レンジによる温め方法の両方に対応するバランスの取れた製品を提供することができました。消費者にとっては、どちらの加温方法を選んでもおいしく食べられるという利便性が向上し、製品の満足度が更に向上することを期待します。
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