導入の背景
これ迄に検討してきた自動蒸通包材では、加温中に焦げ付きが発生して袋に穴が開いてしまい湯煎対応のみで販売をしていた。
導入の決め手
「スマートスチーム®」であれば自動蒸通後の穴が小さく、蒸らし効果が得られるため、焦げ付きが発生せず、袋に穴も開かない。
導入後の効果
商品ラインナップ中のこの製品だけ湯煎対応のみで販売してきたが、「スマートスチーム®」を導入することで消費者の利便性を向上させる事が出来た。
今回ご検討いただいた商品は、「丼の具」が一食分入っている冷凍パウチ商品になります。喫食時には電子レンジで温めて召し上がる事を想定しているのですが、加温中に包材に穴が開いてしまうために、加温方法を湯煎のみで販売されていました。
なぜ電子レンジ加温中に包材に穴が開いてしまうのか調査したところ、この製品ではタレ(調味液)がの粘度が非常に高くトロっとしており、味も濃いめに仕上げたものであるため、電子レンジ加温中に部分的に非常に高温な箇所が発生して焦げ付きが発生して耐熱性を超えてしまう事が分かりました。
これ迄、いろいろな自動蒸気抜き包材を試したが上手く行かず、他のラインナップでは湯煎と電子レンジ加温の併用にしているところ、この商品だけは湯煎対応のみで販売しており、是非消費者の利便性を上げたいと考えておられました。勿論、おいしさを第一に考える食品メーカーとしては、包材に合わせてタレを変更することは出来ないというのは言うまでもありません。
今回の課題を解決するため、電子レンジ過熱中に蒸気によるスチーム効果による加熱均一な「スマートスチーム®」の導入を検討いただきました。
「スマートスチーム®」は食品から発生した蒸気により包材が膨らんだ時に、予めフィルムに伸びる部分と伸びない部分を設けることで、微小な穴(直径1mm程度)が開く仕組みです。
蒸通した穴は包材を破袋させないための蒸気抜きである一方、必要な分は蒸気を中に閉じ込める事が出来るため加熱された蒸気による蒸らしにより食品全体を均一に温める効果があります。


今回の製品に「スマートスチーム®」を導入したことで、電子レンジ加熱でも包材に穴が開かなくなった。
具体的には、
包材の蒸気が抜け始める時間と蒸気が抜ける量について、穴の数を調整することで最適化しました。
これにより、電子レンジ加熱中に過剰な水分の蒸発を防ぎ、タレの濃縮を抑制して適切な味わいを保つことができました。
湯せんによる温めの商品と電子レンジ加温による商品を同じ包材で、目標となるおいしさを提供する事が出来るようになりました。
「スマートスチーム®」の持つカスタマイズ性を活用することで、電子レンジによる温め時の課題を解決し、湯せんと電子レンジによる温め方法の両方に対応するバランスの取れた製品を提供することができました。消費者にとっては、どちらの加温方法を選んでもおいしく食べられるという利便性が向上し、製品の満足度が更に向上することを期待します。
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